今年の講演会のテーマは「平和を作り出す人たち-人から人へ」。
当時、広島流川教会牧師の娘として生まれた紘子さんは、生後8か月で被爆したものの奇跡的に助かります。教会には原爆で傷ついた人々が集まりました。なかでも、ケロイドを目の当たりにした紘子さんはアメリカへの憎しみが募るばかりでした。しかし、10歳の時転機が訪れます。エノラ・ゲイの乗組員と対面した紘子さんは、「私は何ということをしたのか」と涙を流した元乗組員の姿に、憎むべきは「戦争を起こす人間の心の悪」であるとの思いに至り、以後、平和活動家として歩まれています。その憎しみを赦しに変えられた貴重な体験談に聞き入ることが出来ました。(出席者22名)



